「マスクなし会話・飲食」での感染リスクの分析結果を示し、福井県民にマスク徹底を呼び掛ける県健康福祉部長(中央)=5月2日、福井県庁

 新型コロナウイルスの感染「第4波」が続く中、福井県が4月の県内陽性者全286人の感染状況を分析したところ「マスクなしでの会話や飲食」で感染したと推定されるケースは84・6%に上った。県は5月2日の記者会見で、改めてマスク着用の徹底を県民に呼び掛け、変異株による感染拡大の速さを念頭に「大型連休中でも、少しでも症状があれば県の受診・相談センターに連絡してほしい」と強調した。

 県による感染者の発表は3月28日から36日連続となり、過去最長を更新。4月は1日当たりの感染発表数が22日に最多の38人に上るなど、1カ月間でこれまでの全陽性者898人の3割超を占めた。

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 県が4月の陽性者を分析したところ、マスクなしの会話や飲食を通し、飛まつ感染したと推定されるのは286人中242人。「マスクなし」以外は経路不明か、施設などでの身体的接触があったケースという。窪田裕行県健康福祉部長は会見で「『おはなしはマスク』を徹底し、連休中もできるだけ県内で過ごして」と呼び掛けた。

 県外由来と推定される感染系統で陽性になった人は89・5%に当たる256人。県外へ出掛けたり、県外から訪れた人と接触したりする機会に注意する必要性が改めて浮き彫りになった。年代別では10代以下が最多の23・8%に上り、若年層に感染が広がっている状況が見て取れる。また、4月の変異株の割合は92・2%を占めた。

 県によると、ゴールデンウイーク中でもPCR検査数は増加傾向という。窪田部長は「かかりつけの医療機関が休みでも、できるだけ早い対応を」と述べ、症状がある場合は県の受診・相談センター=電話0776(20)0795=に連絡するよう呼び掛けた。