大阪府は4月25日、1050人が新型コロナウイルスに感染し、21人が死亡したと発表した。新規感染者数の千人超えは6日連続。府内は同日から3度目の緊急事態宣言下に入ったが、期限とされる5月11日時点でも国の解除目安より病床が逼迫(ひっぱく)している可能性が高く、出口は遠い。

 政府の基本的対処方針では、緊急事態宣言の解除はステージ4(爆発的感染拡大)の水準を下回ることが目安とされる。大阪では1日の感染者が約300人を切り、重症病床使用率が50%を下回ることなどが必要となる。

 24日時点で入院中の重症者は348人で府が確保した重症病床287床を上回る。軽症・中等症病床や滋賀県の病院で66人が治療を受けている。現時点の病床数を基準にすると、重症者が140人ほどで使用率50%を下回るが、府の試算では5月11日時点では少なくとも324人とほど遠い。吉村洋文知事は23日、「まず危機的な状況を脱する。出口戦略はその後の議論」と話し、解除の基準を示すのは時期尚早との見解を明らかにした。

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 福井県は4月22日に独自の「緊急事態宣言」を発出。全都道府県との往来を控えるよう呼び掛けている。25日現在、全国の緊急事態宣言の実施区域、まん延防止等重点措置の実施区域は以下の通り。

【緊急事態宣言】東京都、大阪府、京都府、兵庫県(5月11日まで)

【まん延防止等重点措置】宮城県、埼玉県、千葉県、神奈川県、愛知県、愛媛県、沖縄県(5月11日まで)