福井県内で3月下旬以降「介護保険料の還付金がある」などと持ちかける不審電話が相次ぐ中、電話は60代後半の女性がいる家に集中していることが4月19日、福井県警への取材で分かった。同日も福井市内で4件確認された。これまでに、この年代の女性5人が約300万円をだまし取られており、県警は警戒を強めている。

 県警生活安全企画課によると、県内で同様の不審電話は3月に18件、4月は5件の計23件確認され、電話を受けたのはいずれも65~71歳の女性だった。

 手口は市職員をかたる男から自宅の固定電話に「還付金がある」などとする電話があった後、現金自動預払機(ATM)に誘導し、携帯電話に指示を出して指定口座に金を振り込ませるというもの。これまでに福井、勝山、坂井、あわら市の60代女性5人が計約300万円をだまし取られた。

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 電話が60代後半に集中している点について同課は「1人で自由に動くことができ、携帯を持っているとみて、狙って電話をかけている可能性がある」と分析。公的機関がATMで還付金の手続きをするようなことは決してないとして、応じないよう呼び掛けている。