福井市東郷地区が仮オープンさせた駄菓子屋=2020年10月、福井県の福井市東郷公民館

 地域づくり活動の資金をふるさと納税を活用して集める福井県福井市の「未来づくり創造ファンド」は4月14日から、まちづくり組織からの事業募集を始めた。2年目となる2021年度は対象事業を拡大し、5事業程度の採用を想定し、地域の夢をかなえる活動を広く後押しする。

 同ファンドは、福井新聞社などによるクラウドファンディングサービス「ミラカナ」を使用。サービス手数料を市が負担するため、地域のまちづくり組織は寄付全額を活動に充てることができる。「ミラカナ」が事業の組み立てやホームページ作成、返礼品の提案などを支援する。

 初年度となった20年度は、地域の将来像を示した「地区ビジョン」で掲げた取り組みを対象に、各地区のまちづくり組織などから募った。岡保、東郷の2地区が活用し、ともに目標額100万円を上回る寄付が集まった。岡保は地元の名水「岡の泉」を整備し、東郷は地元住民の交流の場となる駄菓子屋をオープンさせる。

 21年度は新たに「感染症対策・新たな生活様式の推進に向けた事業」を対象に加える。「コロナ禍で昨年実施できなかった行事などの実施経費やその感染対策などが対象になる」(市担当者)。事業費50万円以上の取り組みを5月14日まで募集し、同月下旬、専門家でつくる審査会を行う。寄付の受け付け開始は7月上旬を想定している。

 福井市まち未来創造課は「昨年度活用した2地区からは、今までできなかったことができたという声が聞かれた。さまざまなサポートもあるので、地域の課題解決にぜひチャレンジしてほしい」と話している。問い合わせは同課=電話0776(20)5230。