厚生労働省が3月31日公表した2020年の賃金構造基本統計調査によると、フルタイムで働く人の平均月給(残業代などを除く)は30万7700円で、前年調査に続き過去最高だった。男女別では、男性33万8800円で、女性はそれより8万円以上低い25万1900円だった。

 今回の調査から集計方法が変更され、前年の数値と単純比較ができないが、男性の月給を100にした場合は女性は74・4で、昨年とほぼ同じ水準。担当者は「部長、課長級といった役職に就いている女性の割合が依然低いことが一因とみられる」と分析している。

 雇用形態別にみると、正社員は32万4200円、非正規労働者は21万4800円だった。今回、新たに新卒者の月給を学歴別に集計。大学院25万5600円、大学22万6千円、高校17万7700円だった。

 都道府県別では最も高かったのが東京都の37万3600円、最も低かったのが青森県の24万500円だった。福井県は27万4200円。

 調査月に18日以上勤務しているなどの要件を満たした労働者が集計対象だが、新型コロナウイルスの影響で要件を満たさない労働者が増えた。調査は昨年7月に実施。有効回答を得た5万4874事業所のうち、10人以上の従業員がいる民間の4万8007事業所から集計した。