60日間の業務停止期間が終了し、確認のため小林化工本社に入る福井県職員=4月12日午前9時半ごろ、福井県あわら市矢地

 製造した爪水虫などの治療薬に睡眠導入剤成分が混入し健康被害が相次ぎ、福井県から業務停止命令を受けた同県あわら市の小林化工は、一部業務を対象とした60日間の停止期間が4月10日で終了した。12日は、県職員4人が本社や工場に立ち入り、作業室や機械設備に貼った封かんシールの状態を確認した上で外した。業務改善命令に対する進ちょくも聞き取っている。

 停止期間を終えたのは、処方箋のいらない第2種医薬品製造販売業務と同社清間工場の製造業務。ただ、県は「改善状況が確認できていない」としている。また、品質検査は停止中の矢地工場でしか行えないため、医薬品の製造や出荷の再開時期は見通せない。

 県は同社の製造や品質管理で多数の法令違反があったとして2月、医薬品医療機器法に基づき、業務停止命令と法令順守の体制構築を求める業務改善命令を出した。停止期間は、第1種医薬品の製造販売業務と同社矢地工場の製造業務で過去最長の116日間(6月5日まで)。