高齢者向けの新型コロナワクチンの発送作業=10日、福井市重立町の明祥福井支店

 4月12日に福井県内の高齢者を対象とした新型コロナウイルスワクチンのモデル接種が始まるのを前に、福井県は10日、越前市と越前町を皮切りに県内医療機関へワクチンや注射針などの発送を始めた。今後、各市町に発送する。

 ワクチンは第1便として8日、医薬品卸の明祥福井支店(福井市重立町)と美浜町役場にそれぞれ1箱(約千回分)が到着。福井市の医療機関には9日に届けられ、10日から県が他市町へ随時発送していく。

 明祥福井支店では、職員2人が「ディープフリーザー」と呼ばれる超低温冷凍庫から、米製薬大手ファイザーのワクチンの入った小瓶14本(70回分)を保冷バッグに移し替えた。その後、県職員が注射針、シリンジ(注射筒)などとセットで越前市の医療機関へ届けた。

 美浜町役場からも越前町の医療機関に小瓶11本(55回分)が届けられた。

 県内のモデル接種は、全17市町の34高齢者施設の入所者と職員計4729人が対象で、福井市、越前市、越前町の高齢者施設を皮切りに12日から15日までの間に順次スタートする。モデル接種用の残りのワクチンは12日以降複数回に分けて届く予定。