素材を厳選して作ったティラミス=福井県福井市順化1丁目の「トラットリア トマト」

 高級チーズと自家焙煎したコーヒー豆を使ったティラミス専門店「トラットリア トマト」がこのほど、福井県福井市順化1丁目にオープンした。素材を厳選し、3年ほど試行錯誤を重ねた逸品だ。

 店主は松山文弥さん(33)。パスタやピザなどイタリア料理が好きで、県内の店を巡った。好きが高じて、映像制作の仕事の傍ら、予約紹介制のイタリア料理店を出した。中でも自家製のティラミスは人気で、3月中旬に専門店としてオープンした。

 同店のティラミスは、エスプレッソコーヒーをしみこませた手作りクッキーの上に、同国から輸入したマスカルポーネチーズと卵黄、リキュールなどを混ぜ合わせたクリームを載せる。一日寝かせた後、お客の前で切り分け、ココアの粉を振って提供している。

 クリームのふわふわの食感は優しく、底のクッキーとのバランスも良い。かすかにリキュールの香りも漂う。サイドメニューには、レモンやリンゴのグラニテ(氷菓子)を用意した。「ティラミスの前菜」(松山さん)の位置づけだ。

 店内はカウンターの4席のみで、落ち着いた雰囲気。「お金のやりとりは店に合わない」と、キャッシュレス決済のみ。ティラミスは千円(税込み)。松山さんは「日本一高いティラミスかもしれないが、味には自信があります」。店は善田ビル2階。営業は月~水曜は午後1~5時、木金曜は午後1~3時。予約すれば、時間外でも応じる。