AkineCocoさんの写真集「アニメのワンシーンのように。」の表紙

 ツイッターに福井の風景写真などを投稿し注目を集めているAkineCocoさん(福井県福井市)が、初の写真集「アニメのワンシーンのように。」を発刊した。全5章構成で、初公開を含む200点以上を収録。「何げない、いとしの風景を詰め込んだ。スマートフォンの画面では味わえない紙ならではの良さも感じてほしい」と話している。

 AkineCocoさんは2019年8月からツイッターで、カメラで撮影した田舎の風景などを発信している。20年6月に投稿した4枚組は、40万以上の「いいね」を集め「まるでアニメのワンシーン」と話題になった。

 制作に半年以上をかけたという初の写真集は2月25日に芸術新聞社(東京)から発売された。「夏の記憶を巡る」「秋風に吹かれて」など全5章で、「ページをめくることで物語が流れていくように意識した」という。夕焼けに染まる街並みや青空と新緑のコントラストが映える田舎の家屋など、福井で暮らす人なら一度は見掛けたことのある風景が収められている。

 白い雲が浮かぶ青空に道路標識の色彩が映える表紙は、ツイッター上で話題になった4枚組のうちの1枚。「何げない場所で撮った一枚で、雲の入り方が気に入っている」というベストショットだ。

 巻末には創作の思いなどに迫るQ&Aも収録した。B5判、144ページ。2750円(税込み)。県内主要書店で取り扱っている。

 AkineCocoさんは「福井は『何もない』魅力に気付くことができる場所。これからも福井を中心に撮影し、新しい表現にも挑戦していきたい」と話している。