新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

 米製薬大手ファイザーは4月2日までに、同社の新型コロナウイルスワクチンについて、2回目の接種から最大半年後までの有効性が91・3%あったとする臨床試験(治験)の分析結果を発表した。世界で急速に広がる変異株のうち、ワクチンの効果を弱める恐れが指摘されている南アフリカ株にも、一定の予防効果が示されたとしている。

 ワクチンの効果がどれだけ持続するかは、新型コロナの発症や感染を予防する観点から注目されてきた。同社はこれまで発症リスクを95%下げる効果が確認されたとしてきたが、長期間での効果はよく分かっていなかった。

 同社は治験に参加した約4万6千人を対象に、2回目のワクチン接種後7日から6カ月までの感染の有無を調査。927人の感染が確認され、このうちワクチンの接種者は77人、未接種者は850人だった。深刻な副作用も認められなかったという。

 また南アフリカで800人を対象に調べたところ、感染者の9人は全員ワクチン接種を受けていなかった。このうち6人は南アフリカ株に感染していた。

 ファイザー製ワクチンは日本でも医療従事者を中心に接種されている。