福井県福井市の第36回ふくい桜まつりは3月27日、開幕する。日本さくら名所100選にも選ばれている足羽川桜並木をはじめ、ライトアップやデジタルアートなど夜間の景観演出を拡充。4月11日までの期間中、福井の宵を光で染める。周遊性向上へスタンプラリーなども用意したほか、4月3、4日には桜を楽しみながら食や体験を満喫できるイベントもある。
ソメイヨシノなど約600本が立ち並ぶ足羽川桜並木では、ライトアップ区間を泉橋からJR北陸線までに約250メートル延長。花月橋上流からの総延長が約1・8キロになる。4月3日午後6~9時には、泉橋-幸橋の南側河川敷で、桜の花をかたどった紙製ランプを約4千個ともす催しもある(荒天時は10日に延期)。
ハピテラスと福井市中央公園西側の池で毎日、夜間に投影することになるプロジェクションマッピングは、今回のまつりがお披露目となる。期間中は桜の花びらが舞うデジタルアートを投影する。福井城址お堀外側の南西部桜並木やJR福井駅西口から県庁に延びる市道は、新たにライトアップされる。
見頃を迎える足羽神社のしだれ桜ライトアップや、愛宕坂などにあんどんを並べる「灯の回廊」も11日まで実施(しだれ桜は開花状況で延長あり)。足羽川桜並木や足羽山では、ぼんぼりが優しく花見客を照らす。
27日午後7時から、ハピテラスで行うオープニングセレモニーで各ライトアップ催しの点灯式を行う。会期中は花月橋南側の河川敷に臨時駐車場を設ける。
ふくい桜まつり実行委員会は期間中、マスクの着用など新型コロナウイルス感染拡大対策の徹底を呼び掛けている。