新型コロナウイルスの感染拡大で1年延期された東京五輪の聖火リレーが2021年3月25日、福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ」(楢葉町・広野町)からスタートする。全国各地の聖火リレーの日程(スケジュール)は以下の通り。

写真を拡大 東京五輪2021の聖火リレーの日程

 

  大会本番に向けた最大のイベントも、コロナ禍で感染症対策を「並走」させる形に。五輪の象徴である聖火は121日かけて全国を巡り、7月23日の開会式で東京・国立競技場の聖火台にともされる。

 東日本大震災が発生した2011年にサッカー・ワールドカップ(W杯)で優勝した女子代表「なでしこジャパン」のメンバーが第1走者を務め、「復興五輪」をアピールする。ランナーは都道府県やスポンサーが選定した約1万人で、一般市民に加え、各地にゆかりのある元五輪選手や芸能人が選ばれた。

 ランナーが掲げるトーチは桜の花びらをモチーフにした形で、長さ71センチ、重さ1・2キロのアルミニウム製。1人当たり200メートルほどを走り、次の走者のトーチに聖火をつなぐ。

 各地の観光名所などを回るルートは延期前の計画とほぼ同じ。本来は観客が沿道から声援を送るが、自治体や大会組織委員会は「密集」を避けるよう呼び掛け、拍手での応援を求めている。人が集まりすぎた場合は、その区間のリレーを中断することも想定。著名人ランナーは入場を制限できる公園など公道以外の場所を走る。

 リレーを巡っては、組織委の森喜朗前会長による女性蔑視発言やスケジュールの都合を理由に、辞退が相次いだ。辞退者の区間は新たにランナーを選定した。

 ■福井県の聖火ランナーは

 東京五輪の聖火リレーは、福井県内では5月29、30日に、高浜町から北上し全17市町を巡るルート(走行予定距離計32・5キロ)で行われる。

 聖火ランナーは、県実行委員会枠43人1団体とスポンサー企業枠の128人が務める。著名人によるPRランナーとしてバレーボール男子元日本代表の荻野正二さん(51)=若狭町出身、女優高橋愛さん(34)=坂井市出身、ロンドン大会から3大会連続の五輪代表に決まったフェンシングの佐藤希望選手(34)=越前市出身、俳優津田寛治さん(55)=福井市出身=が参加する。