2020年3月、ギリシャ・オリンピアで行われた聖火リレーに参加した野口みずきさん(共同)

 東京五輪の聖火リレーでランナーが掲げるトーチは、事前に購入手続きを済ませておけば、走り終わった後に受け取れる。価格は7万1940円。事前に手続きしていなくても、使用済みのトーチからランダムに抽出されたものを購入することはできる。着用したユニホームは記念品として持ち帰ることが可能だ。

 トーチは、佐賀市出身のアーティスト吉岡徳仁さん(54)が、東日本大震災で被災した福島県南相馬市の小学生らが描いた桜の絵を見て着想し、桜をモチーフにデザインした。長さ71センチ、重さ1・2キロで、仮設住宅で使われたアルミ建築廃材を再利用し、桜色がかったピンクゴールドの色合いに仕上げている。

 買えるのは聖火ランナーだけ。リレーが終わった後にユニホームから私服に着替えるコレクションポイント(集合場所)で、自身が使用したものを受け取る。事前に手続きしていない場合は、走行翌日から専用サイトを通じて購入可能で、使用済みトーチの中から無作為に選ばれた1本が着払いで配送される。

 ユニホームは白地で胸に五輪聖火エンブレム、背中に五輪マークをプリント。左肩から右脇腹にかけて、たすきをイメージする赤いラインが入っている。生地にはペットボトルのリサイクル素材も使用し、環境への配慮もアピールしている。ランナーに1着渡すが、一般販売はしない。

 靴下やシューズは、ランナーが自前で準備する。大会組織委員会は、ランニングシューズを履くよう求めており、中でもスポンサー企業のアシックス製のものを推奨している。安全に走れないとして、はだしやげたでの走行は認めていない。