佐藤希望

 フェンシングの東京五輪代表を決める選考レース最終戦、女子エペのワールドカップ(W杯)ロシア大会は3月20、21日、カザンで個人戦が行われ、武生商業高校(福井県)出身の佐藤希望(大垣共立銀行)は予選で敗退したものの、累積ポイントの計算で個人の出場権を確実にした。2012年ロンドン、16年リオデジャネイロ大会に続く3大会連続の五輪出場となる。

 3大会連続の五輪出場は福井県勢で初めて。佐藤は21日、地元越前市の家族に「五輪決まったよ。夏まで頑張る」と無料通信アプリ「LINE」(ライン)でメッセージを送った。

 個人の出場権は、団体出場を決めている中国と韓国の選手を除くアジア・オセアニア勢でランキング上位2位以内につけ、かつ日本人トップに与えられる。佐藤は昨年の国際大会4戦でいずれも予選を突破してポイントを積み、今大会前の時点で条件をクリア。64人の決勝トーナメントには残れなかったが、逆転圏内にいた日本人選手が決勝2回戦までに敗退したため、佐藤の出場資格が維持された。

 佐藤は今大会、7人で争う予選プールを5勝1敗の組2位で予備トーナメントへ回り、フランス選手との2戦目を13-15で落とした。

 【さとう・のぞみ】武生商高―日体大―大垣共立銀行。女子エペでロンドン五輪代表、リオデジャネイロ五輪8位。2020年全日本選手権で5年ぶり6度目の優勝。18年福井国体では成年女子エペの福井県勢を優勝に導いた。世界ランキング44位。34歳。