国公立大学の2021年度入試で、福井県内の高校から現役、既卒者合わせて東京大学に27人、京都大学に24人が合格したことが3月19日、福井県教育委員会などのまとめで分かった。近年10~15人で推移していた東大合格者は大幅増。合格者のうち、東大の学校推薦型選抜、京大の自己アピールなどを評価する特色入試は各3人で、いずれも過去最多となった。

 東大合格者の内訳は▽藤島高校14人(現役10、既卒4)▽高志高校10人(現役10)▽武生高校1人(現役1)▽敦賀高校1人(現役1)▽福井工大福井高校1人(現役1)。このうち学校推薦型選抜で、藤島高の1人が文科三類に、高志高、敦賀高の各1人は文科二類に受かった。

 高志中学校1期生が現役生として受験した高志高校では、近年数人だった東大合格者数が2けたとなった。同校の吉田繁校長は「(高志中からの)内進生と高校から入学した生徒がお互いに切磋琢磨(せっさたくま)した結果」と強調。「受験がゴールではない。大学、さらに先の社会に出たとき、困っている人の力になるため頑張れる人であってほしい」と話した。

 一方、京大は▽藤島高14人(現役10、既卒4)▽高志高4人(現役4)▽武生高4人(現役2、既卒2)▽若狭高2人(現役1、既卒1)。このうち特色入試で、藤島高の1人が薬学部に、高志高と若狭高の各1人が医学部(人間健康科学科)に合格した。

 東大、京大を含め難関とされる国立10大学全体の合格者数も増えた。福井県高校教育課は「新型コロナウイルスによる休校があったが、自宅で課題などに集中して取り組んだ努力が結果につながったのでは」とした。