福井県のそばがインターネット調査で全国1位となったことに合わせ、そば関連の蔵書を並べた特設コーナー=3月9日、福井市の福井県立図書館

 福井県のそばがインターネットでのアンケートや愛好家によるランキングで高評価を得ている。2月にネットメディア「ねとらぼ」が行った、そばがおいしい都道府県調査では、福井県は約2万票のうち4割超を獲得しトップ。県は高評価を追い風に一層の認知度向上に取り組む。

 ねとらぼのアンケートは2月7~20日にネット上で行われた。投票総数1万9056票のうち、福井は7923票を得た。2位は「板そば」で有名な山形(5507票)、3位は「信州そば」を擁する長野(1509票)だった。

 断トツのトップに、そばのPRを担う県福井米戦略課の担当者は「県民を中心にSNS上でアンケートの存在が拡散され、県内の製粉業者も発信した。それらを見て多くの人が投票してくれたのではないかと思う。もともと県民には、福井のそばが好きだという人が多い」と、高い支持を得た背景を分析する。

 コメント欄には「越前おろしそばは本当においしい」「在来種栽培などのこだわりを知って好きになった」といった福井を推す声が並んだ。

 また昨年には、「蕎麦(そば)鑑定士」らが審査する日本蕎麦保存会の「おいしいそば産地大賞2020」で福井が1位に輝いた。味、香りに優れる在来種が県内各地で栽培され続けていることが高く評価された。

 県はこれらの好成績を踏まえ、PRに力を入れる構えだ。全国トップとなったことをアピールするポスターやのぼりを作り、県内の観光地や駅、そば店に掲示予定。昨秋整備した専門サイト「ふくいそばOnline」と合わせて、「そばどころ」のイメージ定着を狙う。