大成精工が開発した肉用の鉄板「覇鐵」。脂を流し落とすための溝を彫るなど機能性を高めた

 精密金属加工の大成精工(本社福井県鯖江市石田上町、辻澤幸夫社長)は、アウトドアで使う肉専用の鉄板を開発した。肉の余分な脂を流し落とすための溝など、培ってきた加工技術を生かして機能性を高めた。商品化に向けた費用100万円を、福井新聞社と福井銀行、レディーフォーによるクラウドファンディング(CF)サービス「ミラカナ」で3月17日まで募っている。

 コンセプトは「シンプルで武骨な多機能鉄板」。キャンプ好き向けの商品として「覇鐵(HAGANE)」と名付けた。熱の伝導性や使い勝手などを考慮しながら試行錯誤した結果、A5サイズで厚さ6ミリ、重さ1・4キロとした。

 脂を排出するための溝は緩やかな傾斜があり、うまく流れるよう工夫が施されている。付属のスクレーパー(へら)は、溝にぴったりとはまる形状で、手入れがしやすい。

 裏面には五徳用の溝が放射状に複数掘ってあり、さまざまな形状の五徳に合うようにした。安定した状態でバーナーなどが使える。

 価格は税込み1万2千円。ミラカナでは、支援のリターンとして10~30%引きで購入できる。

 同社は機械関係の金属部品加工を主力とする。覇鐵は2020年秋、営業担当者が、営業先で利便性の高い鉄板の開発を提案され商品化に着手した。たき火台など他のアウトドア商品も開発中という。