初当選を果たし万歳をする青柳良彦氏(中央)=3月7日午後10時20分ごろ、福井県越前町西田中の選挙事務所

 任期満了に伴う福井県の越前町長選挙は3月7日投開票され、無所属新人で前町議会議長の青柳良彦氏(62)=西田中=が、無所属現職で自民党推薦の内藤俊三氏(73)=天王=を破り、初当選を果たした。青柳氏は7123票を獲得し、3選を目指した内藤氏に1271票差をつけた。投票率は74・37%で、前回を2・39ポイント上回った。

⇒越前町長選の開票結果

⇒越前町議会議員選挙の開票結果

 青柳氏は、旧朝日町時代を含め4期13年余りの議員経験を踏まえ、人口減対策を中心に具体的な公約を掲げた。町内4地区のバランスが取れた町政の実現を訴え、大票田の地元朝日地区をはじめ織田、宮崎地区でも広く支持を得た。

 当選確実の報が出た後の午後10時15分ごろ、青柳氏は同町西田中の選挙事務所に現れた。支持者に大きな拍手で迎えられ、万歳三唱で勝利を祝った。「町長給与2割カット、町のごみ袋の値下げに真っ先に取り組む。教育、子育て支援は制度設計を行い、スピード感を持って取り組みたい」と誓った。

 内藤氏は2013年に当時の現職らを破って初当選し、17年に再選を果たした。2期8年の実績や子どもの笑顔につながる諸政策を中心に訴えたが、及ばなかった。午後10時半ごろ、同町朝日の選挙事務所前で集まった支持者を前に「ご支持を頂いたが、全て私の不徳の致すところ。関係者の皆さま方、本当に申し訳ない」と深く頭を下げた。

 投票は午前7時から午後8時まで(一部午後7時まで)町内25カ所で行われ、午後9時から町生涯学習センターで開票された。