【ワシントン共同】新型コロナウイルスに感染した軽症者に抗寄生虫薬「イベルメクチン」を投与したところ、回復を大幅に早める効果はみられなかったとの臨床試験(治験)結果を、南米コロンビアのチームが5日までに米医師会雑誌に発表した。この薬はノーベル医学生理学賞を受賞した大村智・北里大特別栄誉教授が開発に貢献した。

 チームはコロンビアで昨年、発症7日以内の約400人のうち200人にイベルメクチン、もう200人に偽薬を5日間投与。症状がなくなるまでの期間の中央値はイベルメクチンのグループで10日、偽薬のグループは12日で大きな差はなかったとした。