試験会場に入る受験生。入り口に設置された消毒液で手指を消毒し、検温を受けた=3月4日、福井県福井市の羽水高校

 福井県の県立高校の2021年度一般入試が3月4日、全日制24校と定時制7校で始まった。試験会場の各校では、検温や手指の消毒、換気など新型コロナウイルスの感染予防対策を徹底。2日間の日程で、初日は3987人が志望校合格を目指し国語、英語、数学の試験に臨んだ。県教委によるとトラブルはなかった。

 全日制(募集人員3791人)は3830人が受験し、欠席は6人。定時制(定員350人)の受験者は157人、欠席は4人だった。

 福井市の羽水高校では、募集人員と同数の275人が受験した。マスク姿の受験生は開場約1時間前の午前7時半ごろから続々と集まった。開場後は入り口で手指の消毒と検温を行い、中学の教員に見送られながら校内に入っていった。受験する教室では、通常より席数を減らして座席の間隔を1メートル以上離した。

 福井市の進学校を受けた同市成和中学校の女子は「教科が終わるごとに廊下に出て、試験教室の換気が行われた。感染対策の面では安心して取り組めた」。福井大学附属義務教育学校の男子は「これまでのテストで感染対策にも慣れて、平常心で受験できた」と話した。大野市開成中学校の女子は「(昨春の)一斉休校で授業の遅れを取り戻せるか不安だったけれど、ここまで頑張れたと思う。明日も力を出し切りたい」と2日目に向けて気を引き締めていた。

 5日は全日制で社会と理科の試験、定時制や多くの専門学科で面接などがある。新型コロナに感染するなどして受験できなかった生徒に対しては、一般入試分は22、23日、2次募集(17日)分は25日にそれぞれ特別検査を設定しており、追試験(9、10日)を含めいずれかの機会で受験できるよう個別に配慮する。合格発表は12日で、各校のホームページで発表される。