「東尋坊WORKCAMP」のコワーキングサイト=福井県坂井市三国町安島の東尋坊観光交流センター

 福井県坂井市の一般社団法人「DMOさかい観光局」が、普段の職場とは異なる場所で余暇を楽しみながら働く「ワーケーション」の施設を、同市の東尋坊観光交流センターにオープンした。テレワークへの活用や移住・定住の促進につなげる。

 ワーケーションは仕事(ワーク)と休暇(バケーション)を組み合わせた造語。国は新型コロナウイルス感染拡大防止策として旅行先と時期を分散し混雑を回避するため、さらに落ち込んだ地域経済を回復させるためにワーケーションを推進している。

 DMOさかいは、県内最大の観光地の一つである東尋坊にワーケーションのモデルとなる拠点を作ることで、観光の新たなきっかけにつなげようと、国や市の支援を受け整備した。

 施設名称は「東尋坊WORKCAMP」。DMOさかいが入る東尋坊観光交流センター2階を改装した。フロアは約300平方メートルで、オフィス、コワーキング、ミーティングの3つのサイトに分かれている。

 コワーキングサイトには机やいすが置かれ落ち着いた雰囲気。オフィスサイトは3部屋あり、「首都圏のIT事業者が移住する受け皿にし、ベンチャーやスタートアップ企業の活動拠点にしてほしい」としている。

 将来的には、会社の組織・チームを強化するための研修に、東尋坊周辺の公園を利活用することも検討している。鍋嶋邦広専務理事は「一番の狙いは移住・定住。そのための移住相談員もいる。人材マッチングや新ビジネスの創業サポートも行っていきたい」と話している。

 施設は3月1日にオープン。31日まで内覧会を開いており、キャンペーンでオフィス賃料を割り引く。コワーキング、ミーティングサイトの料金はそれぞれ1時間300円(1日1500円)と1時間500円。営業時間はどちらも9~17時。