並行在来線の新駅候補地

 福井県立武生商工高校のキャンパスが2025年度に現在の武生工業高校(越前市文京1丁目)に集約されることを前提に、同校近くで並行在来線の新駅設置の可能性を調査している越前市は3月1日、新駅候補地は越前署南交番近くの跨線橋付近で検討していると明らかにした。合わせて新駅設置は県立高校の再編が前提になっているとして、奈良俊幸市長は県の支援を強く求めた。

 市議会本会議で川崎悟司議員(政新会)の一般質問に対し、理事者が20年7月から取り組んできた新駅設置の可能性調査の進捗を説明した。

 理事者は、候補地は現在のJR北陸線武生―王子保駅間4・3キロのほぼ中間に位置していると説明。駅利用者数は、武生商工高校の生徒を含めて1日で286人の乗車が見込めるとした。

 今後は駅の規模や収支、費用対効果についてさらに調査を進める。最終的な設置の可否は、3月下旬までにまとめる調査結果を基に市と県、並行在来線準備会社で協議して判断する。

 奈良市長は県立高校再編の経緯を踏まえて「高校生の利用を中心とした施設の規模の検討や積極的な財政支援について、県が主体的に取り組むべきだ。できれば25年春の開校(キャンパス集約)に間に合うスピード感をもって県が検討すべきだ」と強調。年明けから県に直接要望を重ねていると報告した。