中古車を現金で購入

 「昨日、中古車を見に販売店へ行き、詳しい説明を聞いて現金払いで購入することにした。契約書面にサインはしたが、印鑑は押していない。キャンセルできないか」という相談がありました。

 契約は口約束でも成立します。しかし、中古車販売の場合は、業界の約款により、自動車を現金で購入するときは、「登録がなされた日」「購入者の注文に基づく修理・改造・架装に着手した日」「自動車を引き渡した日」のいずれか早い日に契約が成立すると定めています。

 この相談の場合は、業界約款のどの条件にも該当せず、契約が成立していなかったので、早急にキャンセルを伝えるよう助言しました。

 ただし、販売店によっては、注文書等に署名・押印した時点で契約成立とする約款を採用している場合もあるので、注意が必要です。

 いったん契約が成立すると、原則として一方の都合だけでやめることはできません。高額な買い物には事前の準備が必要です。販売業者が業界団体に加盟しているか、評判はどうかなど情報を集めましょう。福井県消費生活センター=電話0776(22)1102、福井県嶺南消費生活センター=電話0770(52)7830。