福井県内2会場で300人以上の医療関係者が参加した新型コロナウイルスのワクチン接種に関する説明会=2月23日、福井市の福井県生活学習館

 新型コロナウイルスのワクチン接種に関して、福井県医師会と福井県は2月23日、医療機関向けの説明会を県内2会場で開いた。医療関係者計323人が参加し、ワクチンの発症予防効果や副反応への対応について認識を共有した。来週以降、県内の医療従事者向けに約7200人分のワクチンが供給されることになっており、接種は3月上旬以降に始まる見込み。

 県医師会によると、県内の医療従事者向けの接種は最大で3万2千人に上るとみられている。3月1日以降、約7200人分のワクチンが2回に分けて県内に搬送される見込みで、県が供給拠点に位置付ける「基本型接種施設」の病院に割り振られる。

 説明会は福井市の福井県生活学習館と敦賀市のニューサンピア敦賀で開かれ、それぞれ259人、64人が参加した。福井市会場では、県医師会の安川繁博副会長が「全国を巻き込み大規模でワクチン接種をするのはこれまでに経験がなく、分からない部分も多い。ただ(収束に向けて)やるしかない。できるだけ多くの人が接種できるようご協力をお願いしたい」と述べた。

 説明会は非公開。県などによると、既に全国で先行接種が始まっている米製薬大手ファイザー社の担当者が、ワクチンの特性について説明。海外の臨床試験では、95%の高い発症予防効果が示されたことなどを報告した。

 ワクチンの副反応としてのアレルギー症状「アナフィラキシー」については、福井大学医学部附属病院(永平寺町)の医師が対処法を紹介。接種後15分は経過観察が必要なことや、症状が出た場合には投与量や投与部位に注意しながらアドレナリンを投与することなどを説明した。

 県内では19日から、勝山市の福井勝山総合病院で、ワクチンの先行接種が始まっている。