新型コロナウイルス感染症のワクチン

 米疾病対策センター(CDC)は2021年2月20日までに、昨年12月から1カ月の間に新型コロナウイルス感染症ワクチン接種後に起きたアナフィラキシーと呼ばれる重いアレルギー反応の発生率は100万回に4・5件で、他のワクチンと比べて同程度だったとの報告をまとめた。

 昨年12月14日から今年1月13日の間に約1380万回接種された米ファイザーやモデルナの製品について、副反応などを分析した。

 因果関係の明確ではないものも含めて接種後に症状を訴える例は6994件あった。死亡した人は113人いた。死因を調べたが、予防接種との因果関係は示されなかった。

 接種後に見られた症状は頭痛(22・4%)、疲労(16・5%)、めまい(16・5%)など軽いものが目立った。複数の臓器や全身にアレルギー症状が表れるアナフィラキシーは62件確認された。

 アナフィラキシーの頻度は、インフルエンザの不活化ワクチン(100万回当たり1・4件)や帯状疱疹(ほうしん)ワクチン(同9・6件)と同じ程度だったとしている。

 注射した部位の痛みや疲労、頭痛などの反応は、ファイザーの製品では2回目の接種の方が、1回目よりも多く報告された。データ不足のため、モデルナ製では同様の比較分析はできなかったという。