イラスト・小林孝文

 幼児期から小学校低学年ごろまでのお子さんは皮脂の分泌が少なく、皮膚が乾燥しがちです。皮膚の乾燥はバリアー機能を低下させ、肌が荒れたり、ヨダレなどいろいろなものにかぶれたりとトラブルが起きやすくなります。かさかさを防ぐためには、皮膚を清潔に保つことと保湿が重要となります。

■保湿の仕方

 汚れた後はすぐに流水できれいに洗って、保湿剤を塗るようにします。入浴時にはせっけんをよく泡立て、手または柔らかいガーゼか綿タオルを使って、擦らずなでるように、ていねいに洗いましょう。

 お湯は40℃以下にして、シャワーの水圧は弱めに、湯船には長くつからないようにします。拭く時は柔らかい綿タオルで。擦らないように押し拭きして、お風呂から出てたらなるべく早く保湿剤を塗るようにするとよいでしょう。

 特に今は、新型コロナウイルス感染予防のために、手を洗う機会が多いですよね。入浴後だけでなく、手洗い後や外出から帰った後などにも、保湿剤を塗るようにしましょう。

■赤くなっている部位に注意

 保湿剤は、赤くなっているところやかゆいところ、湿疹ができている状態を治す“薬”ではありませんので、気になるときはかかりつけ医でご相談ください。

 冬は空気が乾燥し、お子さんのお肌はよりカサカサの状態になりやすい季節。上手に保湿して、ツルツルの肌を目指しましょう。(福井県小児科医会・有賀譲)