小林化工本社=福井県あわら市

 福井県あわら市の小林化工が製造した爪水虫などの治療薬に睡眠導入剤成分が混入し全国で健康被害が出ている問題で、大阪弁護士会の有志12人が「睡眠剤混入薬被害救済弁護団」を結成したことが2月8日、分かった。結成は6日付。被害者からの相談に対応するほか、小林化工の補償対応の検証などを行う。

 同弁護士会は1月29、30日に被害実態把握に向けた電話相談会を実施。関西や四国、九州など西日本を中心に全国の服用者や家族らから2日間で計25件の相談があった。意識消失などの健康被害のほか、交通事故を起こした人からの相談も複数あった。

 同弁護士会によると、相談者の中には小林化工から連絡がなかったり、処方された患者全員への見舞金30万円が支払われていなかったりなど同社の対応を疑問視する声が多数あった。「見舞金が振り込まれたのみで、その後連絡がない」「また連絡すると言われた後、進展がなく困っている」などの相談のほか、「後遺症がないか心配」と将来への不安の声も聞かれた。

 弁護団事務局長の三浦直樹弁護士は「相談会は思った以上の反響で、不安を抱えている被害者は全国にまだまだいるはずだ」と指摘する。「見舞金や補償など小林化工の対応には遅れもみられ、被害者はやきもきしている。各地の弁護士会との連携なども検討しながら、弁護団として不安解消に努めたい」と話している。問い合わせ先は、弁護団事務局のエコール総合法律特許事務所=電話06(4800)3277。近く専用ホームページも開設する。