高浜原発1号機(右)と2号機(左)=福井県高浜町

 福井県高浜町の野瀬豊町長は2月1日、運転開始から40年を超える関西電力高浜原発1、2号機の再稼働について同意を表明した。新規制基準に適合した運転40年超原発で、立地自治体の同意判断は国内初。野瀬町長は同日、国と町議会に伝え、杉本達治知事には今週中にも面談し伝える。

 再稼働には杉本知事の同意も必要で、今後は知事と県議会の判断が焦点となる。しかし杉本知事が判断の前提として関電に求めている、使用済み核燃料中間貯蔵施設の県外候補地が示されていないため、見通しは全く立っていない。

 国は昨年10月、町に再稼働への協力を要請。町議会は同11月、再稼働に同意した。野瀬町長は1月29日、梶山弘志経済産業相とオンラインで面談。町が国に要望した再稼働への国民理解促進、立地振興、防災強化などについて「前向きな回答をいただけた」と近く判断を表明するとしていた。

 高浜1号機は昨年9月、40年超再稼働の条件となる安全対策工事が完了。高浜2号機は今年4月に終える見込み。関電は高浜1号機を3月、2号機を5月の再稼働を目指している。