小林化工の本社=福井県あわら市

 福井県あわら市の小林化工が製造した爪水虫などの治療薬に睡眠導入剤成分が混入した問題で、日本保険薬局協会(東京)は1月31日までに、全国の薬局の対応に関する調査結果を発表した。薬局の半数が代替品の調達に苦労しており、改めて流通の課題が明らかになった。

 同協会は、保険薬局など521事業者でつくる。調査は一部ロットで混入があった経口抗真菌剤イトラコナゾール錠50「MEEK」の在庫、販売実績を持つ薬局が対象。1月8~20日の間に163の薬局から回答を得た。

 このうち問題のロットを販売したのは13薬局で、患者は18人。小林化工は自主回収を昨年12月4日に発表したが、当日に第一報を得た薬局は9、翌日に知ったのは3、前日が1だった。各薬局から患者への周知は8日までに完了した。

 問題発覚後の対応での苦労は「代替品の調達」が全体の53・4%と最も多く、次いで「患者やその家族への連絡・説明」46・0%、「情報収集」33・7%と続いた。このほか「メーカーからの説明が二転三転した」「代替品が出荷調整などで手に入らない」「患者から先発医薬品へ戻したいという申し出が増えた」との声が上がった。