福井市のふるさと納税寄付額

 福井県福井市のふるさと納税寄付額の本年度目標の達成が厳しくなっている。昨年4~12月の寄付額は約2億8千万円で、目標の6億円の半分にも届いていない。コロナ禍による返礼品の巣ごもり需要で10月までは好調だったが、例年寄付が集中する11、12月に前年を大きく下回った。市は人気返礼品の越前がにの高騰などが要因とみている。

 市の前年度のふるさと納税寄付額は3億1728万円で、市は本年度について当初、目標額を4億円に設定していた。コロナ禍による外出自粛の中、返礼品に対する巣ごもり需要の高まりで4月の寄付額が前年比375%、5月が286%となるなど好調が続き、4~10月の寄付額は前年の1・5倍に。これを受け市は11月、目標額を6億円に引き上げていた。

 しかし、例年寄付が集中する11月は前年の82%、12月は78%と一転して低迷した。この時季の人気返礼品、越前がにを選んだ寄付は約2千万円の大幅減となり、市まち未来創造課は「越前がにの高騰で、返礼品の取り寄せに必要な寄付額も上がったため敬遠されたのでは」とみる。おせち料理も約2700万円の減で、前年の3分の1に落ち込んだ。

 このため4~12月の寄付額は前年同期を約1200万円下回っている。例年1~3月は寄付が少ないため、目標の6億円だけでなく、前年度の寄付額を下回る可能性も出ている。

 ふるさと納税制度の目標を「市内事業者が生産する魅力ある商品を全国にPRし、福井ファンを増やすこと」とする同課は、本年度は返礼品業者の掘り起こしに取り組み、年度当初から29業者増やして92業者となった。「地道に業者発掘に務め、PRも強化していきたい」としている。

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