市議有志から参院選出馬の要請書を受け取る山崎正昭氏(右)=1月26日、福井市の福井県繊協ビル

 来夏の参議院選挙に向け福井県嶺北地方の6市の保守系市議会議員有志は1月26日、福井選挙区選出の自民党現職、山崎正昭氏(78)=大野市=に6選出馬を要請した。山崎氏は「心温まる声をいただき、政治家冥利(みょうり)に尽きる。身命を賭してやり抜き、要請に応えたい」と出馬に強い意欲を示した。

 福井、あわら、坂井、勝山、大野、鯖江の6市会から議員28人が福井市の県繊協ビルに集まった。あいさつに立った呼び掛け人の見谷喜代三福井市議は、新型コロナウイルス対策や北陸新幹線、中部縦貫自動車道の整備を挙げ「大型プロジェクト推進には山崎氏の政治手腕が不可欠」と強調。八田一以福井市議が要請書を手渡した。要請書の賛同者名簿には6市会の70人が署名した。

 山崎氏は「年齢的なこともあり、県民の皆さんに奉仕できるのか、半年ほど葛藤を続けてきたが、要請で吹っ切れ、心のつかえが下りた。29年間政治人生を続けてきたが、もう一度賭けてみたい」と述べた。自身の後援会や県連執行部、県選出国会議員と相談するなどの手続きを踏み、「速やかに決意したい」とした。

 山崎氏は報道陣の取材に「コロナで古里や日本が厳しい状況の中、今こそ5期30年の積み重ねを発揮する時かなと熱意が湧いてきた」と強調。参院選まで1年半という時期での出馬要請について見谷氏は「コロナ禍の選挙は難しく、1日も早く準備に入り、各市町に支持を浸透させていきたい」と説明した。

 山崎氏は日本大学卒。大野市議1期、県議4期を経て1992年参院議員に初当選。2003年9月から05年10月まで小泉内閣で官房副長官を務めた。07年8月から09年3月まで党参院幹事長、13年8月から16年7月まで参院議長。17年12月から自民党県連会長を務めている。

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