関西電力高浜原発4号機の蒸気発生器の細管を傷つけたと推定された付着物。赤枠は細管との接触箇所(関電提供)

 関西電力は1月25日、定期検査中の高浜原発4号機(福井県高浜町)の蒸気発生器(SG)細管で傷が確認された問題で、原因と対策をまとめた原子炉施設故障等報告書を原子力規制委員会に提出した。密度の高い付着物(スケール)が繰り返し接触したことが原因と推定。対策としてスケールをもろくするための薬品洗浄の実施と、傷を確認した細管計4本を施栓するとした。

 報告書では、高密度のスケールが生成される要因について、高浜3、4号機が他原発と比べSG運転時間が長いことや、建設当初から薬品洗浄を行っていない点を挙げた。高浜4号機は2011年7月から約6年間、長期停止していたためスケールがはがれやすくなっていたと推定した。薬品洗浄は、スケールの性状が同じ高浜3号機でも実施するとした。

⇒細管傷は「スケール」原因

 規制委の報告書審査には1カ月程度掛かるとみられ、高浜4号機の運転再開は早くて3月下旬以降、高浜3号機は2月下旬以降になる見通し。

 関電は高浜3、4号機のSG交換の検討も進めている。