小林化工の本社=福井県あわら市

 福井県あわら市の小林化工が製造した爪水虫などの治療薬に睡眠導入剤成分が混入した問題で、大阪弁護士会は1月29、30日、電話相談会「睡眠剤混入薬被害110番」を開く。同弁護士会は「製造物責任が問われる事案で非常に重く捉えている。全国から相談を受け付け、被害の実態把握に努めたい」としている。

 この問題を巡って弁護士会が相談会を開くのは全国初。担当する同弁護士会消費者保護委員会によると、相談内容や被害者の要望などを踏まえ、今後、弁護団の結成も検討するという。

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 混入があったのは経口抗真菌剤イトラコナゾール錠50「MEEK」の一部ロット。同委員会は大阪府の被害者が多いことも踏まえ、相談会の実施を決めた。

 小林化工によると、該当ロットは344人に処方され、25日時点で30都道府県の215人に意識消失、記憶喪失、ふらつきなどの健康被害が出た。70代女性と80代男性の2人が死亡したほか、車などを運転中に交通事故に遭った人は22人、救急搬送や入院した人は37人に上る。

 両日とも午前10時~午後4時。同委員会所属の弁護士3人が対応する。相談は当日専用ダイヤル=電話06(6361)4430。