福井総合植物園プラントピア名誉園長の若杉孝生さんが石川県内の砂浜で発見したタイトゴメ

 これまで北陸では確認されていなかったベンケイソウ科の多年草「タイトゴメ」が石川県内の海岸に自生しているのを、福井総合植物園プラントピア(福井県越前町)名誉園長の若杉孝生さん(90)=福井市=が発見した。越前海岸沿いにも似た形状のものがあり、調査を進めている。

 若杉さんによると、タイトゴメは高さ5~10センチほどの多肉性で夏に黄色い花を付ける。これまでは太平洋側の海岸の岩場にしかないと考えられてきた。日本海側での生息が報告されることもあったが、よく似た別の植物だったという。

 若杉さんは数年前、石川県内の砂浜に群生しているのを見つけ、調査を続けていた。このほど、ベンケイソウ科の権威である大場秀章・東京大名誉教授の鑑定により断定された。

 「新たな生息地域が分かったということは、まだまだ研究の余地があるということ。群生しているのが見つかるのも珍しい」と若杉さん。今後さらに調査を進め、専門誌で発表する予定。

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