あでやかなひな人形が並び、家族連れでにぎわう売り場=1月21日、福井県福井市順化2丁目のアラヨ人形

 3月3日の桃の節句を前に、福井県内ではひな人形商戦が本格化している。内裏びななどが並ぶ華やかな専門店内で、家族連れらが女の子の幸せを願い、品定めする姿が見られる。

 福井市のアラヨ人形は、京都の伝統工芸士ら全国の熟練職人が手掛けた、男女びな一対の「親王」を100種類以上そろえている。びょうぶや、ぼんぼりなどを自由に組み合わせることもできる。近年は住宅事情や飾りやすさから、親王や飾りを最初に購入し、成長に合わせて三人官女や五人ばやしなどを追加する人が多いという。

 1月21日に娘のひな人形を求めて家族と訪れた女性(35)=同市=は「やりたいことをやって、人の役に立てるような人に育ってほしい」と語り、美しい人形を眺めていた。

 社長(53)は「人形は女の子の代わりに難を受ける守り神。人形の表情や小道具などをじっくり選んでもらえたら」と話していた。

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