介護事業者向けに開かれた福井県越前市のワクチン接種説明会=1月22日、市生涯学習センター

 新型コロナウイルス感染症のワクチン接種に向け、福井県内の市町による説明会が1月22日始まった。越前市が、市内の介護事業者向けに接種の優先順位やスケジュールなどを説明。国は医療従事者に続いて高齢者らの接種を始める方針で、事業者からは副反応を不安視する声が上がった。

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 市生涯学習センターでの説明会には、事業者代表ら約30人が出席した。越前市の川崎規生市民福祉部長は「安心した生活を取り戻すため、迅速にワクチン接種を進めていきたい」とあいさつした。

 国によると、3月下旬以降、市町が主体となって高齢者、基礎疾患がある人、一般住民の順に接種を始める。3週間程度の間隔で1人2回の接種が必要とされる。市の担当者は「接種券が各世帯に郵送される。意思確認が困難な場合、家族や医師らの協力を得ながら、同意を確認できた場合に接種する」と話した。

 副反応についても説明。「アレルギー反応があるという報告もある。集団接種のための会場には救急体制を構築する」とした。

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 ある事業者は「職員の中にも、副反応が怖くて受けたくないという声がある。副反応があったときは誰が補償するのか」と質問。担当者は「補償は国がすると定められている。ワクチンは7割の人が接種しないと感染抑制につながらないとされる。不安は大きいと思うが、協力してほしい」と述べた。

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