福井県庁

 新型コロナウイルス感染症のワクチン接種に向け、福井県は1月21日、庁内の専門組織を設置した。国の工程表では3月中旬以降、医療従事者や高齢者などへの接種が始まるため、対象者や接種会場の選定、ワクチンの運搬調整などを進める。

 専門組織「ワクチン接種対策グループ」は、兼務を含め8人体制。3月中旬以降に接種する県内の医療従事者を選定するため、2月19日まで各医療機関に希望者を募る。既に県医師会や県薬剤師会、県歯科医師会などに対象者リストの提出を求めている。接種人数は国から示されておらず、現時点で未定。3月下旬以降、市町主体で高齢者、基礎疾患がある人、一般住民の順に接種していく。

 今回接種する予定のワクチンは零下75度で保管する必要があるため、冷凍庫の配置場所や接種会場までの運搬の調整、市町ごとに接種に当たる医師の確保なども担う。副作用など現時点で不明な点も多く、接種会場は市町と協議しながら決めていく。

 杉本達治知事は21日の定例会見で「(主体となる)市町の不安が大きいのは認識している。常に市町や医療機関と連携し、国の工程表に沿って、混乱なく進めていきたい」と述べた。