福井勝山総合病院=福井県勝山市

 新型コロナウイルス感染症のワクチンの接種について、約1万人の医療従事者に対する先行接種が全国100施設で行われることが決まり、福井県内では地域医療機能推進機構の福井勝山総合病院(勝山市)が対象となった。厚生労働省が20日公表した。2月中旬にも対象施設の医療従事者への接種が始まる見通しで、接種後の健康状況を1カ月間、調べていく。

⇒ワクチン接種で福井県が庁内専門組織

 厚労省が、国立病院機構、地域医療機能推進機構、労働者健康安全機構の独立行政法人3機関を通して傘下病院に打診した。先行接種を行うのは、国立病院機構52施設、地域医療機能推進機構27施設、労働者健康安全機構21施設。

 県内には各機関の傘下病院が計4施設あり、対象となった福井勝山総合病院の担当者は「厚労省の要請に基づき参加を決めた」と説明した。先行接種のワクチンの配分量決定や、超低温で保管するための冷凍庫の調達は国が行う。

 国内では米製薬大手ファイザー製のワクチンの安全性や有効性を審査中で、厚労省は早ければ2月15日に専門部会を開き「特例承認」の可否を決める方針。既に海外で接種が進んでいる実績があり、承認される見通し。

 先行接種後は、3月中旬以降に各都道府県を主体に医療従事者、同下旬以降に市町村を主体に65歳以上の高齢者、基礎疾患のある人、一般住民に順次接種される見通し。福井県は国の工程表に沿って進める考えを示している。

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