小林化工の本社=福井県あわら市

 福井県あわら市の小林化工が、製造した爪水虫などの治療薬に睡眠導入剤成分が混入し健康被害が相次いだ問題について福井県に報告書を提出したことを受け、同社の株式の過半数を保有し資本業務提携しているオリックス(本社東京)は1月20日、福井新聞の取材に応じ「出資者として誠に遺憾。小林化工が社会的な責任を少しでも早く全うすることができるように、最大限のサポートを行っている」とコメントした。

⇒誤混入原因、小林化工が報告書提出

 オリックスは、ジェネリック医薬品(後発薬)業界の成長性や小林化工の技術力に着目し2020年1月、株式の過半数を取得して連結子会社化した。小林化工の社外取締役数人と監査役にオリックス社員が就任。小林化工の経営陣が引き続き経営や運営を担い、オリックス側は主に経営戦略や財務基盤の強化をサポートしているという。

 睡眠導入剤成分が混入した問題について、オリックスは取材に対し「(錠剤を服用し)お亡くなりになった方のご冥福をお祈り申し上げるとともに、ご遺族様には衷心よりお悔やみ申し上げます」とコメント。

 現在の小林化工については「福井県や厚生労働省の調査、外部有識者による調査委員会の調査に全面的に協力しながら、事態の全容解明と再発防止策の策定、被害者への対応に当たっている」と説明し、「これらの社会的な責任を少しでも早く全うできるようサポートしている」とした。

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