山の端から空に向かって伸びる太陽柱=1月20日午前7時5分ごろ、福井市稲津町から撮影(読者提供)

 一年で最も寒い時期とされる「大寒」の1月20日朝、福井県内は高気圧に覆われ、地表の熱が奪われる放射冷却の影響で各地で氷点下の冷え込みとなった。福井市では、太陽光が雲に含まれる氷の結晶に反射して柱のように伸びて見える現象「太陽柱(たいようちゅう)」が観測された。

 20日朝の最低気温は、勝山市氷点下3・4度、大野市同3・1度、南越前町今庄同1・8度など。県内10観測地点のうち6地点で氷点下となった。

 氷点下1・1度を観測した福井市では、徒歩で通勤中の男性が午前7時すぎ、東の空で赤色の光が雲を垂直に貫く太陽柱を写真に収めた。「5、6年前にも一度見たが、とてもきれいだった」と話す。5分ほどで消えたという。

 気象台によると、太陽柱は寒い時期の日の出や日没の時間帯に現れるケースが多く、光の反射角などの条件がそろわないと見られないという。

 県内は20日の日中は青空が広がり、21日も高気圧に覆われて朝は冷え込む見込み。最低気温は大野市氷点下7度、福井市同5度、敦賀市同1度の予想で、気象台は水道管や路面の凍結に注意を呼び掛けている。

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