全国的に電力需給が切迫する中、北陸エリアの供給力確保のため投入した高圧発電機車=1月19日、福井県永平寺町の松岡変電所(北陸電力送配電提供)

 北陸電力送配電は1月19日、寒波で北陸エリアの電力需要が増大しているため、同社が保有する高圧発電機車を稼働させ、電力系統に接続し電気を供給する体制を取った。高圧発電機車は通常災害時などに使用するが、電力需給の調整のために使うのは初めて。

 高圧発電機車は、地震などの停電時の電力復旧までの応急対策や作業停電時に使用するもので、同社は約20台を保有。寒波により全国的に厳しい電力需給が続く中、北陸エリア内の供給力の確保に万全を期すため、高圧発電機車の投入を判断した。

 この日は管内で10台、計約2400キロワットを電力系統に接続し、電力需要が大きい時間帯に350世帯相当分の電気を供給した。このうち福井県内では、永平寺町の松岡変電所構内で3台を配電線につなげた。同社は今後も高圧発電機車を稼働させるなど、最大限の供給力を確保する方針。

 北陸エリアでは1月7、8の両日、電力需給が悪化する恐れがあったため、他エリアの送配電事業者から電力融通を受けた。同社では利用者に無理のない範囲での節電を呼び掛けている。

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