福井県庁

 新型コロナウイルスのワクチン接種について福井県は、3月中旬から医療従事者らの接種を始めるなど国が示した工程表に沿って進める方針を決めた。1月18日に杉本達治知事と池端幸彦・県医師会長、江守直美・県看護協会長が懇談し合意した。3月下旬からは優先対象となっている65歳以上の高齢者の接種を目指し準備を進めている。

 国内では米製薬大手ファイザー製のワクチンの安全性や有効性を審査中。承認されれば、医療従事者らが最初の接種対象となり、早ければ2月下旬に同意を得た約1万人、3月中旬をめどに各都道府県主体で約300万人に接種される見通し。

 3月下旬からは、市町村が主体となり、重症化しやすい65歳以上の高齢者約3600万人を優先し接種。その後順次、基礎疾患のある人や一般への接種が行われる。

 2月下旬の先行接種は、厚生労働省が国立病院機構と地域医療機能推進機構、労働者健康安全機構の独立行政法人3機関に打診した。県内では地域医療機能推進機構の福井勝山総合病院(勝山市)など各機関の傘下病院が4施設あり、対象となる可能性がある。

 県は3月中旬の医療従事者向けの優先接種に対し、実施の協力を得られる医療機関を調整中。協力機関決定後はワクチンを保管する冷凍庫の配置など設備や体制を整えていく。県内の65歳以上の高齢者は2019年時点で23万2千人。

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