ジャパンエコトラックの登録エリア「びわ湖・伊吹山」で伊吹山(奥)を眺めながらサイクリングする人たち=滋賀県米原市(同市提供)

 福井県内の豊かな自然を生かしたアウトドア観光を推進しようと福井県は1月20日、アウトドア用品大手「モンベル」(本社大阪府大阪市)と連携・協力の包括協定を結ぶ。県によるとアウトドアブランドとの協定は初めて。サイクリングやトレッキング、カヤック、キャンプなど、奥越地域のアウトドア観光や嶺南地域のサイクリングルート整備などをともに進めていく方針。

 モンベルはアウトドア用品の製造・販売のほか、アウトドアツアーやキャンプ場、飲食店の運営などを行っている。全国に126店舗を展開し、4月には福井県大野市蕨生にオープンする県内最大の道の駅「越前おおの 荒島の郷」に出店する。約98万人の有料会員向けに情報発信し、山岳雑誌「岳人(がくじん)」も発行している。

 20日は杉本達治知事と、創業者の辰野勇会長がオンラインで協定を締結する。福井県をアウトドアが楽しめるエリアとして広く認知してもらうため、トレッキングやカヤック、自転車といった人力の移動手段で旅をするスタイル「ジャパンエコトラック」への登録を目指す。

 このほか、アウトドアガイドの養成や道の駅「越前おおの 荒島の郷」を基点にした奥越のアウトドア観光を推進。また、嶺南のサイクリングルート整備についてモンベルが専門的助言などに取り組む。県観光誘客課は「北陸新幹線敦賀開業や中部縦貫自動車道県内全線開通を見据え、海山や湖、川など県内の豊富な自然を生かして地域活性化につなげたい」としている。

 大野市の道の駅はモンベルにとって県内初出店で、店内は約千平方メートル。屋外にカヌーが体験できる池やクライミング体験施設を整備し、カフェも併設する。

 モンベルは三重、長野、鳥取、熊本、高知、山形、秋田県と協定を結び、福井で8県目。2017年には大野市と締結している。

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