冷水をかぶり心身を清める参加者=1月17日、福井県福井市大宮2丁目の福井県護国神社

 二十四節気の一つで寒さが最も厳しくなる頃とされる1月20日の「大寒」を前に、福井市松本地区の七つの神社を走って巡る「大寒願かけ」が17日、行われた。参加者32人が冷水を浴びて心身を清め、新型コロナウイルス感染症の収束やそれぞれの願い事成就を祈願した。

 住民の結束を強めようと有志でつくる実行委員会が企画し、今年で8回目。例年は100人以上が参加しているが、今年は感染防止対策で定員を縮小して開催した。坪川善文実行委員長や地区の代表者ら6人だけで簸川神社(松本2丁目)を出発し「エイホー、エイホー」と声を張り上げながら、各神社を巡って参拝した。

 他の参加者はゴール地点の福井県護国神社で合流。男性は白い短パンに上半身裸、女性は白装束姿で、「コロナが収束して家族みんなでディズニーランドに行けますように」「高校合格できますように」など地区住民らが願い事を書いた「願い布」を首や腕に巻き付けた。

 合図とともに気合を入れて何度も冷水を全身に掛けた。市内の男性(51)は「疫病が退散し、世の中が明るくなればとの思いを込めて参加した」と体を震わせていた。坪川実行委員長は「大雪も重なり心配したが無事開催でき良かった。地域の皆さんが一年間、健康、安全に暮らしていければ」と話していた。