共通テストを翌日に控え、会場案内図を確認して下見する高校生=1月15日、福井大学文京キャンパス

 大学入試センター試験の後継として初めて実施される大学入試共通テストは1月16、17の両日、全国一斉に行われる。福井県内では3大学の5会場で3476人(現役生3243人、既卒者233人)が受験を予定している。各大学は、新型コロナウイルス感染防止のため、マスク着用や席の間隔を空けるなど対策を徹底。加えて、大雪の影響による交通状況への留意を呼び掛けている。

 県内最多の2318人が受験予定の福井大学は、新型コロナ対策として、受験生には昼食時以外はマスク着用の上で会話を控え、昼食は試験室の自分の机で取るよう呼び掛けている。保護者や高校教職員の控室は、接触を避けるため設置を取りやめた。

 受験生の席の間隔を前後1メートル以上空けるため、文京、松岡の両キャンパスの試験室は前年より17増の61室を設ける。このうち12室は▽陰性が確認された無症状の濃厚接触者▽当日に体調不良▽感覚過敏などでマスク着用が困難―などを想定した別室として確保した。

 文京キャンパスで受験する敦賀高校は、前日に行うバスでの会場の下見を中止。車内の密を避けるためで、受験生たちは保護者の送迎や公共交通機関で個別に足を運んだ。

 大雪への対応では、各大学がキャンパス内の除雪を急いだ。福井大は、混雑回避に向け乗り合い送迎などを求めており、分散して来場する受験生のために、午前8時の開場を早めることも検討している。

 2日間ともに午前9時半から。16日は地理歴史・公民、国語、外国語、17日は理科、数学の試験がある。

 福井大学文京キャンパスに15日、下見に訪れた越前市の女子高生2人は、会場案内図を見て試験室の場所を確認。「新型コロナウイルスが不安ではあるが、これまでやってきたことを発揮したい。いつも通りの気持ちで、楽しんで受験できれば」と意気込んでいた。

 福井地方気象台によると、嶺北は16日は曇り時々雨、17日は曇り時々雪か雨。嶺南は16日は曇り昼前から時々雨、17日は曇り時々雨か雪が予想されている。

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