大学入学共通テストの第1日程は2021年1月16日、17日に行われる。当日、体調が悪くなってしまった場合、新型コロナウイルス感染による学業の遅れなどを考慮して設けられた第2日程の1月30日、31日に追試験を受けられるが、手続などどうすればいいのだろうか。大学入試センターの注意点にある記述を調べてみた。

 大学入試センターの注意点によると、試験当日に発熱や咳などの症状があるなど、体調が万全でない場合は追試験の受験を呼び掛けている。特に【A】の中で1項目以上、【B】の中の2項目以上が該当する場合は受験できない。

【A】
・発熱の症状がある(37.5度以上)
・息苦しさ(呼吸困難)がある
・強いだるさ(倦怠感)がある

【B】
・味を感じない(味覚障害がある)
・臭いを感じない(嗅覚障害がある)
・咳の症状が続いている
・咽頭痛が続いている
・下痢をしている(持病や食あたりなど新型コロナウイルス感染症以外の原因が推測されるものを除く)
・過去2週間以内に、同居している者で医療機関を受診して新型コロナウイルス感染症の罹患が疑われ、かつ、その疑いが否定されないまま症状が続いている者がいる、または、過去2週間以内に、政府から入国制限、入国後の観察期間を必要とされている国・地域などの存在者との濃厚接触(1メートル程度以内で15分以上接触)がある

以上

 会場に向かう前から体調が悪い場合は、本人または代理人が受験票に記載されている「問合せ大学」に電話連絡した上で、申請受付時間内に「受験票」と「医師の診断書」(治療期間が明記されたもの)を「問合せ大学」に持参し申請すれば追試験を受けられる。発熱相談センターに相談しても診断書が入手できないといった場合は、まず受験票に記載された緊急時の問合せ先の大学に電話連絡する。

 疾病・負傷による場合の申請受付時間は以下の通り。

 【追試験の受験申請】
・1月12日から1月15日まで  9:00~17:00
・1日目 (1月16日)  7:30~18:10
・2日目 (1月17日) 7:30~17:50

 時間内に本人も代人も「問合せ大学」に行けない場合は、申請受付時間内に疾病、負傷の状況を「問合せ大学」に電話連絡し、指示を受けること。

 試験会場に到着してから症状があらわれた場合は、監督者や試験場の担当者に申し出て指示に従う。休憩室などで医師らにより「健康状態チェックリスト」に基づき症状などを確認後、追試験の申請をしてもらうことがある。

 第2日程の1月30日、31日に疾病や負傷、やむを得ない事情で受験できない者を対象に2月13日、14日に特例追試験が行われる。

 特例追試験の受験申請期間は以下の通り。

 【特例追試験の受験申請】
・1月26日から1月29日まで  9:00~17:00
・1日目 (1月30日) 7:30~18:10
・2日目 (1月31日) 7:30~17:50

以上

 また、保健所から新型コロナウイルス感染者との濃厚接触者として健康観察や外出自粛を要請されている場合、無症状であれば,以下のア~エの要件を全て満たしている場合は受験が認められる。要件を一つでも満たさない場合は受験できないため、追試験受験の申請が必要だ。

ア  初期スクリーニング(自治体によるPCR検査又は検疫所における抗原定量検査)の結果,陰性であること
 ※一般のクリニックなどでの検査では受験要件を満たさない。。
 ※検査結果が判明するまでは受験はできないため,その場合は追試験の受験を申請する。

イ  受験当日も無症状であること

ウ  公共の交通機関(電車、バス、タクシー、航空機(国内線)、旅客船等)を利用せず,かつ,人が密集する場所を避けて試験場に行くこと

エ  終日、別室で受験すること

 受験を希望する場合には、試験前日の午前10時までに、受験票に記載されている「問合せ大学」に電話連絡する。「問合せ大学」に電話連絡した上で、以下の事項について受験者本人が自署した書面をファックス・メールなどで提出する必要がある。

 ・試験場コード及び受験番号
 ・氏名及び緊急連絡先
 ・濃厚接触者に該当すると判断した保健所の名称
 ・保健所から濃厚接触者に該当すると連絡があった日
 ・保健所から健康観察期間として不要不急の外出を控えるよう指示されている期間
 ・保健所によるPCR検査の結果又は検疫所による抗原定量検査の結果
  (一般のクリニック等での検査では受験要件を満たさない)

 試験当日、保健所で濃厚接触者かどうか確認中の受験者については、濃厚接触者と特定されていない場合は、試験当日も無症状であることを確認の上、通常どおり受験することができる。

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