勝山市社協の職員(左)から、品物を受け取り笑顔のお年寄り=1月13日、福井県勝山市内

 福井県内の記録的な大雪の影響で、勝山市で出掛けられないお年寄りらの支援のため、市社協などが1月12日に立ち上げた「災害ボランティアセンター生活応援隊」に出動要請が相次いでいる。買い物を代行する事業で、13日までに既に30世帯から要請があり、社協職員が順次食料品などを届けている。利用した人たちからは「本当に助かった」と感謝の声が上がっている。

 市社協によると大雪の影響で、市内の社会福祉法人のほとんどがデイサービス業務を休止。さらに高齢者や障害者を対象とした民間の弁当配送事業も滞っているという。コミュニティーバスなど公共交通機関も運休しており、高齢者や障害者の世帯に買い物の支援が必要と判断した。

 13日は職員約10人が対応した。要請のあった食料品などをドラッグストアで買い込んで利用者の自宅へ。このうち1人暮らしをしている市内の70代女性の元には職員2人が、牛乳やイチゴ、鮮魚などを届けた。

 市内では幹線道路の除雪は進んできたものの、生活道路では手つかずの場所も多い上に「融雪装置があっても追いついていない」(市監理・防災課)という場所もある。この女性は「自宅近くも雪が残っていて歩けないので、本当にありがたい」と笑顔。「まだ雪が続くようなら、またお願いしたいと思う」と話した。

 支援要請は16日までの受け付けを予定しているが、同社協では「弁当配送や公共交通機関の状況も踏まえ、必要ならば期間を延長して対応したい」としている。問い合わせは、午前9時~午後3時に同市社協=電話0779(88)1177。

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