福井新聞の調査報道「ふくい特報班」(通称・ふく特)には、嶺北の大雪が本格化した1月9日以降、道路除雪が進まない状況に福井県や福井市など行政に対する批判や不安の声が続々と寄せられた。一方で2018年2月の記録的大雪を教訓に「住民も冷静な対処が必要」と訴える声もあった。

 8日午後8時に50センチだった福井市の積雪は9日午後6時には1メートルに到達。短時間で急激に降る雪に「生活道路に除雪が入らない」「団地が孤立状態」「国道8号線が停滞している。住民の足の確保に行政はもっと資本を投入すべきだ」などの声が相次いだ。

 降雪のピークを越えた11日になっても混乱は続き、母親が介護施設職員という読者は「エッセンシャルワーカーは休むことができず、施設まで50分雪道を歩いた。歩ける範囲にスーパーがなく生活はどうするのか。除雪の計画なども分からず不安」と訴えた。

 一方で昔に比べ道路網が整備され、自動車も増えた現状で、除雪に限界があることは、18年の大雪で分かっているとし「住民はそろそろ冷静に対処法を考えたほうがいい。行政に文句だけ言ってても仕方ないし、その措置のために新たな住民負担も必要では」と考える読者もいた。

 また9日には、大雪の中で成人式を行う判断をした福井市の対応に疑問が集中。「新成人の皆さんや家族の方々のことを考えると胸が痛む。美容室、写真館の人たちも心配」といった声が届いた。

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