北陸自動車道丸岡IC出口から一般道への道路が渋滞、動けなくなった車両=1月11日午前7時25分、福井県坂井市丸岡町小黒

 1月9日から続いた福井県内の北陸自動車道での大規模立ち往生で、10日午後に丸岡インターチェンジ(IC)で降りた多くの車が直後、県道や国道8号で再び渋滞に巻き込まれ、ドライバーらが車内で2晩目を過ごす事態となった。11日、動きのとれないドライバーらは「まともに寝られず精神的におかしくなる」「関係機関の連携が不十分だ」と疲れ切った表情を見せた。

 11日午前6時ごろ、丸岡IC出入り口から、約2キロ先の国道8号につながる県道は身動きが取れなくなった大型トラックなどが列をつくっていた。車内で横たわって仮眠をとる人や、携帯電話で情報収集する人の姿が見られた。

 大型トラックの男性運転手(58)=金沢市=は石川県へ向かう途中、9日夕に北陸道の福井IC周辺で立ち往生に巻き込まれ車内で一晩を過ごした。10日午後4時ごろ、中日本高速道路の担当者の指示で丸岡ICで降りたが車はなかなか進まず、同7時ごろに同ICから約1キロのところで全く動けなくなった。

 向かう先の国道は前日から通行止めや渋滞が続いていた。男性は「やっと高速を降りられほっとしたのに、また立ち往生では本当に困る」と憤った。一般道が渋滞中に高速を降ろされたことに関し、「高速道路会社、警察、行政は本当に連携できているのか」と語気を強めた。

 同様に車内で2泊を強いられた別の男性運転手(48)=愛知県=は「仕事が忙しくて車内泊は慣れているが、いつ車が動くか分からない不安感の中では休まらない。精神的におかしくなりそうだ」と、疲れ切った表情を見せた。

 11日午前8時ごろ、県道の渋滞は解消に向かった。

関連記事