大雪の影響でほとんどが品切れとなったスーパーの肉コーナー=1月11日、福井県福井市学園2丁目のハーツ学園店

 福井県嶺北地方を中心に襲った記録的な大雪により物流は止まり、スーパーやコンビニエンスストアでは、パンや肉、弁当類の入荷がなく在庫分がすぐに売り切れた。ガソリンスタンドは、3年前の大雪時のような給油制限は設けられず店などによると目立った混乱はみられなかったという。

 福井市にある食品スーパー「ハーツ学園店」はトラック輸送などがストップした影響で、1月9日午前からほとんどの商品で納入が止まり、10日は臨時休業に。11日は午前9時半の開店と同時に多くの客が訪れた。冷凍食品やインスタント食品などをまとめ買いする姿が目立ち、肉や魚、パンなどの在庫分はほぼ売り切れた。

 買い物に訪れた女性(38)は「家にある食品が少なくなっていた。肉や菓子など購入できて良かった」とほっとした様子を見せた。

 男性店長(44)は「できる限りの対応をしているが、道路の状況が悪く、納入もなかなか進まない。少しでも早く通常に戻したい」と話した。

 ファミリーマート高柳店(同市)では、商品納入が8日午前を最後に滞った。同店によると、入荷のめどは立っていないという。男性店長(51)は「商品は在庫分のみで、品ぞろえの面で申し訳ないと思う」と物流の一刻も早い再開を願っていた。

 近所の高齢者らに食品を配布しようと来店した女性(45)は、即席麺やお菓子、缶コーヒーなどを買い「物流が止まってみんな大変。こういうときこそ、助け合わないと」と話した。

 3年前の大雪で在庫切れが続出したガソリンスタンドでは目立った混乱はみられなかった。井上商事(同市)のマインドKAIHOTSU(同)では11日、坂井市三国町の油槽所から全油種計24キロリットルが運ばれた。同店によると、外出の自粛や降雪前の事前の給油で、訪れる人の姿は多くなく給油制限は設けていない。

 男性所長は「(この日の)軽油の補充分が少なかったので、明日以降が不安」と話した。12日以降の配送は未定という。

 百貨店やショッピングセンターは閉店時間を早めている。西武福井店(福井市)は午後6時に閉店したほか、エルパ(同)は同4時、アピタ大和田店(同)は同6時までの営業と、いずれも営業時間を短縮した。

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